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是川銀蔵の名言&格言一覧
「是川 銀蔵(これかわ ぎんぞう)」(1897〜1992)
「是川銀蔵」は、「最後の相場師」と呼ばれた投資家&相場師。
恐慌を経験したことから資本主義に対して懐疑的になり、
図書館に通い詰めて世界情勢、投資理論を独学。
その結果は「資本主義は崩壊せず」であり、
933年に大阪堂島で「昭和経済研究所」を設立。
1938年には朝鮮半島東部・江原道に是川鉱業を設立し、これを短期間で軌道に乗せた後、
1943年に是川製鉄株式会社を設立。
同企業を従業員1万人を雇用する朝鮮有数の大企業にまで育てあげた人物。
相場師として市場で有名になったのはすでに晩年となった、
昭和50年代に入ってからであり、1976年の日本セメント、1979年の同和鉱業、
1982年の不二家、1983年の丸善石油、平和不動産の株買い占め&仕手戦で有名に。
その中でも特に有名なのは1981年から1982年にかけて行われた、
住友金属鉱山の仕手戦が挙げられる。
株式投資に関する格言や心得も多く、不思議な魅力を持った人物として評されている。
また、社会福祉事業にも力を注いだ人物としても知られ、
大阪市に多額の寄付を行い、1979年には私財14億円を拠出し是川奨学財団を設立。
主な著書に「自伝 波乱を生きる 相場に賭けた60年」「相場師一代」などがある。
(出典:ウィキペディア&楽天ブックス)
■ 是川 銀蔵のカメ三則
- 1、銘柄は水面下にある優良なものを選んでじっと待つ。
- 2、経済、相場の動きからは常に目を離さず自分で勉強する。
- 3、過大な思惑はせず、手持ちの資金で行動する。
■ 是川 銀蔵の投資五箇条
- 1、銘柄は人が奨めるものではなく、自分で勉強して選ぶ。
- 2、二年後の経済の変化を自分で予測し大局観を持つ。
- 3、株価には妥当な水準がある。値上がり株の深追いは禁物。
- 4、株価は最終的に業績で決まる。腕力相場は敬遠する。
- 5、不測の事態などリスクはつきものと心得る。
■ 是川銀蔵の名言&格言
相場は天井において最も強く見え、
底において最も弱く見えるもの。
これまで証券界百年を越える歴史の中で、
大相場師、大勝負師と言われる人はたくさん出てきた。
ところが一人の例外もなく、せいぜい続いて4年か5年、
株の世界をパッと賑わしただけで消え去ってしまっている。
これが株式投資の世界における勝負師といわれる人間の運命なのである。
大暴落の翌日は、
買って買って買いまくる。
買って、売って、休む。
これが商売で成功する三筋道なのだ。
これはまさに株で相場を張ると同じ呼吸なのである。
株を利用し利益を得る。
たしかにまじめに取り扱い着実な方法で勉強すれば、
利殖の材料にできるかもしれない。
しかし、株にはまり巨万の富を得、
大金持ちになりたいとの目的では失敗する。
私は1日1日、それこそ真剣勝負をやっておるんです。
失敗しても誰も助けてはくれんし、
自分の努力で運命を開拓していく以外、生き残る道はない。
だから私は一秒、一分間に全力を傾けて真剣勝負を続けました。
だからどんな状況の時でも正確な判断が要求され、それを下してきた。
株式投資ならば相手は不特定多数だし、
一人で勝負ができる。
思惑が成功しても失敗しても自分の責任の範囲だ。
それにいくら儲けようと誰にも恨まれることはない。
経済には永遠の繁栄もなければ、
永遠の衰退もない、
これこそ資本主義の本質なのだ。
日本の税制は株で儲けても、
巨万の富が築けるような、
仕組みにはなっていない。
ほんとうのことを言うと、
私は空売りして儲ける方が、
戦術的には得意なのである。
しかし、そう言う場合でも、
つぶれかかっているような会社に、
トドメを刺すようなやり方は避けてきた。
そんな綺麗ごとを言っていたら、
金儲けのチャンスを逃してしまうじゃないかと言われそうだが、
私は逃しても止むを得ないと思っている。
たとえ失敗しても、なんぴとにも非難されないような、
正々堂々たる失敗をしたいと思っている。
これは株式投資だけではない。
いかなる場合であろうとも、天下の正道を歩む。
それを貫く信念のもとに生き抜くべきであろう。
人間は金の奴隷ではないのだから…。
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